櫻木神社御朱印のルーツ
御朱印はご神威をいただいた証です。
櫻木神社御朱印のルーツについては江戸時代の天保年間に遡ります。
当時は神社がお寺であったり、お寺が神社であったりと神仏が習合していた時代です。
櫻木神社の御神域の一角には観音堂が一宇ありました。(現在は宮司家墓所にあり)そのお堂には観音菩薩と親鸞上人直作の聖徳太子の尊像が祀られていました。鎌倉時代、上人関東布教の折り、当社に参籠、宮司宅に逗留し菩提樹の一顆を植え、聖徳太子尊像を自ら彫り宮司に授けていったのがその謂われとなっています。
江戸時代には親鸞上人の足跡巡りが流行し、当神社にも全国各地から参拝者が訪れました。その参拝者達の中には御利益を求め納経札を納め、その折り、神社からは神主持として宮司がご朱印を押して護符を発行していました。神主として納経証明をおこなっていたことになります。こういった様子は歴史の資料にも時々見られます。
この噂はたちまち全国に広がり、東北から九州にいたるまで多くの参拝者が訪れ、現在もその流れは途絶えることなく、全国各地より大勢の参拝者が御利益の御朱印を求めて訪れています。
御朱印はご神威をいただいた証です。
一印、一印に祈りが込められて押されておりスタンプとは大きく異なります。皆様が遠路をお運びいただいたその徳がご加護として授けられたものになります。
櫻木神社の御朱印
頒布について
御朱印は参拝の証です。
御朱印の拝受は御参拝後に窓口でお受け下さい。
お手水、御参拝をなされない方が時折見受けられます。必ず御朱印拝受の前に御参拝下さいますようお願い申し上げます。
また、拝受のマナーを大切にお受け下さい。
近頃、ご参拝をせずに窓口で御朱印を受け、そのままお帰りになられる方をお見受けします。御朱印は参拝を為し、その証として授与しています。
折角の機会、櫻木神社の神様と御縁を持たれたのですから、是非とも御参拝下さいますようお願い申し上げます。
御神前には誠の心を捧げましょう。
櫻木神社では、江戸時代に木版の和紙一枚のすりものの御朱印符(護符、または引き札として)を授与しておりました。
現在、限定の御朱印符は木版に変わっての印刷になりますが、その形式に変わりはなく、しきたりに倣っての頒布を行っております。
当神社御朱印の拝受は、参拝の都度、のりとや経を唱えて納経札を納め、その証(証明)として認められた方に押印された木版の護符が授与されていました。
現在の御朱印符はその「木版の護符」に相当するものです。現在のような様式になったのは、大正の半ば、折り本式の集印帖が登場して以降のことです。
御朱印拝受の意味をご理解いただきマナーを遵守しご拝受下さいますようお願い申し上げます。
尚、郵送受付でお申し込みの皆様には、「遙拝」を済ませた後、お申し込み下さいますようお願い申し上げております。
遙拝とは、櫻木神社の方角に向かって行う参拝方法です。必ず遙拝の後、お申し込み下さい。
【御注意】
※ネット上での転売等お控えくださいますようお願い申し上げます。
御朱印の拝受
浄書受付時間:9:30~15:30
浄書書き手は日によって担当が異なります。限定御朱印頒布期間中は書き入れは休止しています。
【御注意】
郵送頒布については「遠方のため参拝できない方」「身体が不自由で参拝できない方」には場合によってご郵送させていただきます。
通販業務として取り扱ってはおりません。お札、お守り、御朱印等は物品ではございませんのでそのようにご理解下さい。